おはようございます

先週から道徳授業が始まっていますが、可能な限りこのページで内容をお知らせしたいと思います。

 

前回は「おはようございます」

1日の始まりに気持ちの良い挨拶をしようというテーマでした。

子供ですから、機嫌も空模様のように晴れたり曇ったり雨が降ったり。どんな時でも、せめて保育園に着いたら、大きくそして元気な挨拶をすることの大切さを伝えました。

 

元気だから大きな声が出る。

それは、大半の人が出来ることです。

でも逆に大きな声を出して元気になることができるようになるとどうでしょう。

そういう人は気分で動くのではなく、自分で必要な力を出せる人になるのではないでしょうか。

 

子供特有の感情を抑えるのではなく、ちょっとくよくよしている自分にサヨナラできる強い心を持てるようになると思うのです。

もちろん子供に強要するのではなく、元気になりたい自分を元気にする。そんな力が朝の挨拶にはあることを伝えました。

 

 

 

 

失敗

今日の年長児道徳授業のテーマは「しっぱい」

子供達にとって失敗という言葉の存在は天敵であるかのように、失敗は嫌だと飛び交う。
ならば、失敗しない方法は?

こう尋ねると
「あきらめないで頑張る」
「最後までやり通す」
「しっかりと練習する」
「ちゃんと考えてやる」

こんな答えが出てきた。

どれも合っているようで違う。
どれだけ練習を積んでも、最後まで諦めないでやり遂げても、失敗することの方が多い。

失敗しない最善策は…

「何もしないこと」
もちろん子供達からは非難轟々。

自分が否定なくても、子供達から否定してくれた(笑)

何もしなければ、絶対に失敗はしない。
でも得られることは何一つない。

そんなことで短い人生を楽しむことなどできるはずがない。

だから、どんどん挑戦して欲しいと子供達に伝えた。

その失敗にも大きく分けて二種類あると思う。

積極的失敗と消極的失敗。

積極的失敗は限りなく成功に近づくが、消極的失敗は成功まで程遠い。

それでも消極的失敗を繰り返して学べば、ちょっと遠回りして近づく。何もしないよりは、まだマシ。

失敗の場面に応じた声かけが、教える立場にある人間にはとても大切なことなのだと、教えていながら学んだ。