久々の投稿です。
昨日4月3日(金)、卒業する新中1生(今年卒業した小学6年)とお別れしました。
思い起こすと、長い子は0歳児から12年間通ってくれました。
最後まで残ってくれた5名。
うち2人が0歳児から通ってくれ、当時はおむつを替えたり、ご飯を食べさせたこともあります。
当時で爆食~今では超爆食のゆず。食べているときは機嫌がいいのですが、小さい頃は本当によく泣いていました?
当時から小5まで小食~ようやく食べるようになったもえ。
食に関しては対照的でしたね。
年少になってからは国語・算数の指導をはじめ、小学部に上がってからも学童保育と学習塾と続け
5人中4人がスキーチームにもいてくれました。
スキーを教えてきて教わったこと。
ずっと同じことを言い続けてきたにも関わらず、
一言加えた時から劇的成長を遂げました。
それは
「1位になれるから〇〇を頑張ってみて!」
いやいや、前回39人中23位だったゆず。しかもチーム内でも3番手。
でもそこから目の色が変わりました。
…みるみる進化を遂げ練習でもいい滑りができるようになり、
次戦堂々の2位。もちろんチーム内でも1位。
さらに次では念願の1位。
泣かされました?
スキーで結果が出ると勉強でも。
文章題が少し得意になりかけた頃、算数も「TOPになれるぞ‼️」と伝えるとTOP争いをしていたもえとなつほに猛追の勢いで頑張り始めました。そしてとうとう最後の模試ではTOPに。
また泣かされました?
子供が何を言ってほしいのか、それにどうこたえるかはなかなか心をさらけ出してくれない年ごろでもあります。
だから、必要としている言葉、タイミングそれを見抜くことがどれだけ大切なのかということを教わりました。
それからというもの、他のメンバーも進化がみられました。
勉強もスキーも基本は個人の勝負。
でも同じ目標に向かって仲間がいる環境というのは大きいものだと痛感しました。
よし、みんなで高いところを目指すぞ!!
と思った矢先、決勝大会も全日本も中止の通達。
ひょっとして…とは思っていたものの、いざそうなると毎晩美味しくない麦酒。
ここで引退が決まっている子供達の決勝大会での最後の滑りを目に焼き付けよう…
全て途絶えました。
子供達は意外と「仕方ない」と割り切っていましたが、本心はそんな程度ではないでしょう。
子供達がいてくれて自分の存在価値があるのだから、自分は二の次なんですが…
本当にこれで終わってしまうのか
葛藤の日々を過ごしていました。
さらには…学校が休校になり、塾としては受け入れる体制をとっていながらも家庭の判断で自宅待機となり、残りの授業日数も激減。
本来であればカウントダウンをしながら1日1日を噛み締め、勉強にも力が入る時期なのに…残念な卒業シーズンでした。
そして、スキー場は安全、運動することで免疫力の向上という判断のもとチームの練習を入れていましたが、引退する子供たちとは「最後」の滑りを噛みしめることのできないまま、お別れとなりました。
スキーヤーにとっては、最後に一緒に滑るというのがものすごい思い出作りになりますがそれも出来ずに終わる。なんとも悲しいスキーシーズンでした。
それでも春期講習会は全員が参加してくれました。
昨日は入学準備講座として最後の授業。
数学は正負の数~加減乗除の指導。短時間で伝えようと思ったのが失敗。
ちゃんと勉強しないと大変!という思いをさせてしまいました。それも大切なのかもしれませんが後味悪いですよね?
気を取り直して社会。もともとの専門科目。
世界地理の序章として、緯度経度、6大陸3大洋、気候…とやっていく中で、
覚えるべきものをしっかりと覚え、それに理解が加わると接着剤になる。とアツく語りました。
唯一の男子で歴史好きなかずさには申し訳ないけど、地理の授業とさせてもらいました。
最後に「信用を大事にしよう」という話を。
信用は10年かかって出来上がる。
10年は大げさかもしれませんが、それでも長い時間を要するものです。
信用できる人=約束を守れる人。
信用される人ほど有意義な人生はない。自分はそう思います。
どうすれば信用を手にすることが出来るのか?
一例を挙げると一番簡単に守れる約束は「時間」です。
自分以外の都合で遅れてしまうのは別として、
時間を守れない人の多くは自分の都合で破ってしまうことが多いものです。
期限から逆戻りして考えることでたいてい守ることが出来ます。
そんな話を終えたころ
前日から何やらこそこそやっているのはわかっていましたが…
子供達から色紙をもらいました。
楽しく授業をしてくれた、楽しい話をしてくれた、わかりやすい授業をしてくれたなど、授業に関する嬉しい言葉が綴られていました。
そんな言葉をもらって嬉しくないはずがありませんが、
自分が目指している講師像から考えるとまだ70点。
やりたかったこと伝えたかったこと、伝え方、タイミング…
20年以上携わっていながらまだまだ初心者です。
そんな反省を生かしながらこれから新たに面と向かう子供達、引き続き通ってくれる子供達により良いものを提供できるように
自分を磨き上げていきたいと強く想いました。
長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただいた方、誠にありがとうございました。