この時期は出会いと別れがあり、嬉しさと寂しさと入り混じるなんとも言い難い時期です。
ここ数日、かつての卒園児、小学部の卒業生が多数訪ねて来てくれました。
まずは札幌の大学に合格したs君。
彼は晃 Technical Ski Team結成前ではあるが、その前身の1期生。
ずっとスキーをしたかったようだが、部活を優先。ただ、大学に入ってから基礎スキー部に入り再び取り組むのこと。
第一回北海道ジュニアスキー技術選手権大会の全道決勝に初めて出場権を得た選手。残念ながら、大会前々日から高熱→インフルエンザとのことで、出場は叶わず。それでも、以降後輩達が毎年彼が出られなかった大会に出場している。
そして、高校入学の報告に来てくれた3人の女子。
保育園から中学校生活までたくさん話してくれた。
そして札幌の高校に進学するとの報告をしに来てくれたM君。北見出身でプロになったサッカー選手と同じ高校…と聞いていたので、サッカーを続けるかと思いきや、公認会計士の道を目指すと高い志を伝えに来てくれた。
彼の兄も小学部卒業生。その彼のことも聞くと、「建築士になりたい」とのこと。年長の頃指導していた道徳の時間、「将来なりたいもの」を一人一人聞いていた。彼は「大工さんになる」と確か言っていた。
その時のことは保護者も知らなかった模様。でも彼の中では炭火のようにメラメラと小さい炎で燃え続けていたのかもしれない。
声を大にして目標を語ることも大事だが、そんな小さな炎をずっと燃やし続ける力も決して小さくはない。
そんな志をしっかりと持ってくれていることが、道徳の授業をやってきて本当に良かったと言える。今すぐに効果が出る授業ではない。
でも、将来役に立つ原動力になってくれていることを考えると嬉しくてたまらない。
『根を養えば自ずと育つ』
幼少期に大事なことは人でいう根に当たるものは心。
ちょっと教えたくらいで、すぐに成果が見られるものではない。
でも、育っていくと必ず差が出てくると信じて指導してきた。
間違っていなかったといえる。
最後に…
先日小学部を旅立った子供達が中学校の制服を着て訪ねて来てくれた。
そのうちの一人の手紙。
彼女はできる力を持っているのだが、時折サボる。
喝を入れた後の成績の伸びはものすごいものがあった(笑)
大人しく、自分を前に出さない性格ではあるが、内に秘めた負けん気は凄まじかった。ただ、言われないとできない生徒にはなっては困ると思い、節目でやる気を促す話をした。それで、小学部6年の夏からは安定して高成績を残した。
卒園児でも一人、札幌に離れていってしまった子もいる。
なんでも熱心に取り組んでくれて、できるだけ長くサポートしてあげたかったのだが、かなり前から決めていたのでそれは仕方がない。
ぜひ、スキーを続けて大会で会えることを願っている。
そして、今日入園式があった。
たくさんの教え子達が巣立っていってくれたこの教場に入ってくれた。
みよし保育園に入園して本当に良かったと言ってもらえるよう、安心だけではなく、満足してもらえるよう力を注いでいきたい。そんな節目の今日、強くそう思った。